一秀くんの同級生のブログ

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カテゴリ:報道( 3 )

7月18日・第10回公判と、報道について

 7月18日の公判で検察側の「論告求刑」が行われた。4日の弁護側目撃者証言を受けて、検察側がどのように反論してくるかに注目していた。
 なにしろ先日の証人は、検察側の主張する品川駅からの0〜2分という連続した犯行時刻に、つり革に捕まった状態で「痴漢をしていない」植草氏を目撃し、完全なアリバイを証言したのだから。

 私の予測としては、検察側が起訴状の犯行時刻を2、3分後にずらし、目撃者がウトウトしていて植草氏を見ていなかった時間に変更してくるのではないかと懸念していた。(そのようなインチキは、実際よくあることらしい。)
 前々回のエントリーで書いた阿曽氏への批判は、「起訴状の犯行時刻の変更」というルール違反が、あたかも当たり前のことのように書かれていたことに憤慨したものだった。傍聴経験の豊富な阿曽氏には現実がよくおわかりだったのだろうが、私の常識としてはそんなことは許されてはならないのである。

 検察側は、私の予測に反して犯行時刻の変更はせず、4日の証人が同じ電車に乗っていたかどうかが疑わしいと反論してきた。その内容ついては「植草一秀氏を応援するブログ」の「7月18日:論告求刑」に詳しく書かれている。

 18日の公判は検察側の論告求刑だったためか、多くの新聞が報道したが、相変わらず検察寄りの偏向記事ばかりだった。そんな中で唯一、植草氏側の主張も載せている報道があり、目を見張った。

 植草事件求刑で検察側が決定的事項認める
             ライブドアPJニュース

 マスコミ各社によって隠蔽された公判内容を伝える報道を初めて目にした。事実を知りたい方は、是非ご一読ください。(※注 今ではリンクが切れています。--2015年7月追記)

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 今回の公判報道でも各社揃って悪質な捏造/偏向記事を書き、集団いじめ体質を露呈したところはみごとだった。
 以下、独断と偏見で順位をつけてみた。


第3位 犯人視報道「スポーツニッポン」

 「痴漢の植草被告に懲役6月を求刑」という見出しは、さりげないが悪質である。
 「痴漢の…」は「痴漢事件で係争中の…」を略したとでも言いたいのだろうが、そんなものを略してはいけない。「被告」ではあるが、まだ判決が出たわけではない。
 「痴漢をやった」と決めつけるかのような犯人視報道には、人権意識のかけらもない。


第2位 警察に代わって被告が真犯人を捜さないといけないというおもしろ記事「日刊スポーツ」

 「弁護側は真犯人が別にいると主張していたが、論告は「被告は真犯人を捜そうとしておらず、真犯人というのは架空の産物」としている。」という記事。
 「被告は真犯人を捜そうとしておらず…」って本当に検察官が言ったのなら、国民は怒るべきだ。真犯人を捜すのは被告ではなく、警察の仕事である。真犯人を捕まえなければ無実を主張できない決まりなどない。


第1位 「論告」の意味を知らない「ZAKUZAKU」と、何を蹴ったの?「毎日新聞」

(「応援ブログ」より熊八さんのコメントを引用する。)
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 ZAKZAKですけど、「怒涛の攻めで、無罪を主張する植草被告を論破した」って、論告公判って討論ですか?
 検察が一方的に作文を読み上げただけでしょ…

 この「論破」も、毎日新聞の「一蹴」も、非常におかしいのは、検察は先攻めであるからです。
(※註 毎日新聞は「弁護側が主張した真犯人の存在については「被告は全く見ておらず、想像上の産物だ」と一蹴(いっしゅう)。」と書いた。)
 先攻めが何を論破するんですか?論破すべき同等の主張が、まだ無いんですから。
 検察側の「論告」があって、弁護側の「弁論」(次回公判ですね)があります。それだけ出揃って、やっと、どちらの主張が強いかを比べることができます。(証拠(証言)に基づいて)
 後攻めの弁護側が、先攻めの検察側の主張を論破・一蹴するというのならわかります。
 検察が何を論破・一蹴したって言うんでしょう?(まぁ、蹴るのは勝手ですけれど)
 不思議な記事です。
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 記者の無知と権力への迎合ぶりを伝える恥ずかしい記事である。


誤報・捏造グランプリ 容疑を認めたという嘘記事「毎日新聞」

 「いったんは容疑を認めて自殺を図ろうとした植草被告…」と書いているが、これは嘘である。植草氏は一度も容疑を認めていない。
 検察が「容疑を認めた」と主張したというなら、植草氏が「一度も容疑を認めていない」と主張したことも合わせて報道すべきである。
 「毎日新聞」は事実無根報道をしたとして、民事裁判で植草氏に訴えられている。そのためか、捏造記事を書いてまで「有罪」の印象操作を行おうとしている。悪質の上塗りである。
by hirarin-601 | 2007-07-20 17:40 | 報道

「7月4日 第9回公判」の報道について

 世の中暗いニュースばかりなのは、世の中が悪いからだけではないようだ。ニュースを伝える人の心が闇だからだとわかった。
 最近珍しく良い話を、つまらなく茶化したニュースに置きかえて報道されるのを目の当たりにした。
 本来出されるはずの記事は以下のとおり。

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新目撃者による無実証言の決定打
−−−証人の純粋な心情に男泣きの植草被告−−−

 7月4日に東京地裁で行われた公判で、弁護側の証人が出廷し、植草被告が「痴漢をしていない」ことを目撃したと証言した。


 事件当日、同じ電車に乗り合わせたとされる証人は、電車に乗るとすぐに植草氏に気付き、右手でつり革に捕まってぐったりとしていたこと、誰とも密着していなかったことを証言し、第二回公判での検察側の目撃者証言を退け、一貫して無実を主張する植草氏の供述を裏付けた。
 証人は品川駅から青物横丁駅までの2、3分間、植草氏の様子をしっかりと見ていたと証言したが、起訴状によると、事件があったとされているのも品川駅を出てからの2、3分間であるため、『植草氏が痴漢をしていない』と証言したことになる。
 青物横丁あたりからウトウトしたという証人に、裁判官から「あなたがウトウトしている間に犯行があったのだとしたらそれは分からないのですね。」と質問され、「はい、それは分かりません。」とはっきり答えた。この質疑応答により、「証人が目覚めている時間に事件が起きたとされていることを、事前に知らされていなかったこと」が確認された。
 検察官からも、弁護側からの事前の口裏合わせがなかったかどうかを確認するための入念な質問が相次いだ。度重なる質問に一時尋問が膠着状態となり、裁判長が後を引き取って次のようなやり取りとなった。

裁判長 「痴漢事件があったのは品川から蒲田の最初の3分の1、真ん中の3分の1、最後の3分の1のどこだと思うか」
証人  「それだったら、最後の3分の1じゃないんですか!」
検察官 (期待と異なる証言が示されたためか)「・・・(絶句)」

 この答弁が被告人に有利な内容でなかったことから、事件について弁護人やその他から情報を得ていないことと、ありのままに真実を述べていることが、かえってよくわかる証言となった。
 また、事件当時の状況について次のように証言した。

証人 「大森海岸以降で、なにかざわついた感じがして見ると、植草氏が二人の男に押さえ込まれ、からまれているように見えた。翌日、ニュースで痴漢事件と知って驚いた。車内暴力というか、男に因縁をつけられて電車を降りていったと思っていた。
 不幸な人を見て見て見ぬふりはよくないと思い、声をあげたが、本当はもっと早く動くべきだった。」

 証人の男性が涙を流して頭を下げると、植草氏もハンカチで涙をぬぐった。
 「見て見ぬフリ」をしたことを後悔して涙を流す男性。またその男性の純粋な思いに感動して涙を流す植草氏。
 男性二人が、互いを思いやり心を通わせて涙するという珍しい光景を法廷で見た。
 証人の男性は、後になってから名乗り出た理由について、長期勾留のため植草氏の会社のFAXが長らく不通だったこと、良心から、自らの意志で証言台に立ったことを明らかにした。

 また、この日の公判では、第二回公判での検察側目撃者証言の信憑性を問う、弁護側の反証も行われた。日本大学のI教授に心理実験を依頼した結果、95%の人が3日前に見た人のメガネの有無を正確に答えたことが報告された。弁護側は、植草氏がメガネをかけていたという記憶がなく、矛盾の多い検察側目撃者の証言の信憑性のなさを強調した。
(以上、記事おわり) 
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 3年前の事件で付けられた蔑称を今でも使い続ける脳のないスポーツ新聞。まるで、小学生のいじめの風景のようだ。
 そんな中で、ひとりだけ違うことを言うのは勇気が要る。

 この度の証人は、勇気と義侠心に溢れた、近頃稀有な御方である。こういう御方の尊い行動が、世の中のいわれなき迫害に苦しむ人々を救うのだ。
 心から敬意を払うとともに、深く感謝申し上げます。
 本当に、名乗り出てくださってありがとうございます。(涙)

 日本社会では「人の不幸を見て見ぬフリ」は普通である。
 (だから、子どもの世界のいじめはなくならない。)
 すぐに名乗り出なかったことを涙を流して謝ったそうだが、そんなふうにお思いになるとは、とても心の清らかな方に違いない。植草氏が男泣きに泣いたのは、その方のまごころが植草氏の心の琴線に触れたからである。罠やトリックに満ちた悪心渦巻く裁判所で、人の美しい心を見せられるなど滅多にないことだろう。
 人を陥れる記事を書いてメシの種にしている、どす黒い心しか持ち合わせない記者諸兄には、これが美談に見えなかったとしても不思議ではないが。

 この裁判をウォッチしていてわかったことは、

 「検察と報道(特にスポーツ紙)は癒着している」

という事実だ。
 スポーツ新聞の記者なら、一人ぐらい勘違い記事を書くボンクラ記者がいるのはわかるが、これだけ何紙も同じような方向に間違った記事を書くところを見ると、検察官の言い分を記事にしているとしか考えようがない。
 誰かの記事をマネして書くはずはないし、取材した記者全員が質疑の本質を見抜けない「子どもの使い」のようなレポートを書くとは、あまりにも不自然だ。

 [結論]
  植草裁判における報道機関は、「検察側の報道機関」である。

 なぜ、公平な報道をしないマスコミに「記者席」を与える必要があるのか?一般の傍聴者の方が、よほど公平な傍聴記を書いている。
 記者席を廃止するか、もしくは弁護側傍聴者の優先席を設けてほしい。

 私たちは、今まで信じてきた二つの常識を捨てなければならない。
×「検察は真実を追求する」
×「報道機関は事実を報道する」
 この認識は間違いだった。

 実際は、
○「検察は嘘を捏造してでも、裁判で勝とうとする」
○「嘘を報道する報道機関がたくさんある」
という認識が、残念ながら正しい。
by hirarin-601 | 2007-07-06 17:46 | 報道

マスコミの無知と悪意───2月28日公判の報道について

 日刊スポーツが28日の公判に関する記事の中で「再現DVDは映画(それでもボクはやってない)のパクリ」と報じた。
 これを書いた記者は、痴漢事件の裁判で再現ビデオ(DVD)を使うのが、基本中の基本であることも知らないのか?!
 更に『新弁護団も冒陳の中で「疑わしきは被告人の利益に」という、同作品のテーマでもある言葉を引用。被告側が同作品を参考にしている側面もありそうだ。』
って、バッカじゃないだろうか!
 「疑わしきは被告人の利益に」は、映画のテーマである以前に、刑事裁判の永遠のテーマでしょう。

 新聞社にも無知蒙昧な記者が一人ぐらいいてもおかしくはないが、それが印刷されるまでには、何人もの人のチェックが入るはずである。たかがスポーツ新聞とはいえ、編集長ともあろう人がそんなことを知らないはずもなかろう。
 無知を通り越して悪意を感じる。あるいはこれは「無知」を振りかざして「悪意」を隠す、マスコミの巧妙なやり口なのかもしれない。

 映画「それでもボクはやってない」を見た人達が、植草氏の裁判を同じ視点で見るのを阻止しようとのマスコミの作為が感じられてならない。植草氏が映画に便乗しようとしているとの「刷り込み」の意図が見え見えである。
 事実はそうではなく、映画が痴漢冤罪裁判の現実を伝えているから、現実に痴漢冤罪裁判を闘っている植草氏の弁護活動と重なる部分が多いだけのことだ。記者には社会が見えていないから、映画と植草氏の二者だけの関係にしか話が発展しないのだろう。
 日刊スポーツは、事実をきちんと報道していない。ものを知らないなら、へんな味付けはせずに、取材した事実だけを伝えなさい。

 スポーツ報知に至っては「名誉毀損」報道ではないだろうか。”ミラーマン”という蔑称で始まるこの記事は、全体にバイアスがかかっていることが露骨に表されていて、「読む価値なし」と冒頭で教えてはくれる。今はマスコミに登場しない、芸能人でもない人の名前に蔑みの冠詞を付けて報道することは、名誉毀損ではないだろうか。
 これからは「”歪曲報道機関”スポーツ報知」と呼ぶことにしよう。

 旧弁護団の解任理由のひとつに、2月9日の時点で『証人尋問調書』が植草氏の元に届いていなかったことがあり、それが28日の公判で明らかになったことを応援ブログで知った。なぜこれをマスコミは報道しないのか?
 「調書」が弁護人のせいで被告人に届いていなかったとするなら、すごい背任行為ではないの?
 そういうことにツッコミを入れられないほど、記者の皆さんってボンクラなの?

 事実を伝える新聞としてのプライドがあったなら、少なくとも再現DVD作成をしなかった旧弁護団に比べて、たったの20日足らずで再現DVDを作成して提出した新弁護団が、いかにこの手の刑事事件に対するプロ集団であるかをレポートするべきだった。

 ま、B層主婦がスポーツ新聞を斬っても「目くそ鼻くそ」の世界かな?
by hirarin-601 | 2007-03-02 13:54 | 報道