一秀くんの同級生のブログ

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マスコミの無知と悪意───2月28日公判の報道について

 日刊スポーツが28日の公判に関する記事の中で「再現DVDは映画(それでもボクはやってない)のパクリ」と報じた。
 これを書いた記者は、痴漢事件の裁判で再現ビデオ(DVD)を使うのが、基本中の基本であることも知らないのか?!
 更に『新弁護団も冒陳の中で「疑わしきは被告人の利益に」という、同作品のテーマでもある言葉を引用。被告側が同作品を参考にしている側面もありそうだ。』
って、バッカじゃないだろうか!
 「疑わしきは被告人の利益に」は、映画のテーマである以前に、刑事裁判の永遠のテーマでしょう。

 新聞社にも無知蒙昧な記者が一人ぐらいいてもおかしくはないが、それが印刷されるまでには、何人もの人のチェックが入るはずである。たかがスポーツ新聞とはいえ、編集長ともあろう人がそんなことを知らないはずもなかろう。
 無知を通り越して悪意を感じる。あるいはこれは「無知」を振りかざして「悪意」を隠す、マスコミの巧妙なやり口なのかもしれない。

 映画「それでもボクはやってない」を見た人達が、植草氏の裁判を同じ視点で見るのを阻止しようとのマスコミの作為が感じられてならない。植草氏が映画に便乗しようとしているとの「刷り込み」の意図が見え見えである。
 事実はそうではなく、映画が痴漢冤罪裁判の現実を伝えているから、現実に痴漢冤罪裁判を闘っている植草氏の弁護活動と重なる部分が多いだけのことだ。記者には社会が見えていないから、映画と植草氏の二者だけの関係にしか話が発展しないのだろう。
 日刊スポーツは、事実をきちんと報道していない。ものを知らないなら、へんな味付けはせずに、取材した事実だけを伝えなさい。

 スポーツ報知に至っては「名誉毀損」報道ではないだろうか。”ミラーマン”という蔑称で始まるこの記事は、全体にバイアスがかかっていることが露骨に表されていて、「読む価値なし」と冒頭で教えてはくれる。今はマスコミに登場しない、芸能人でもない人の名前に蔑みの冠詞を付けて報道することは、名誉毀損ではないだろうか。
 これからは「”歪曲報道機関”スポーツ報知」と呼ぶことにしよう。

 旧弁護団の解任理由のひとつに、2月9日の時点で『証人尋問調書』が植草氏の元に届いていなかったことがあり、それが28日の公判で明らかになったことを応援ブログで知った。なぜこれをマスコミは報道しないのか?
 「調書」が弁護人のせいで被告人に届いていなかったとするなら、すごい背任行為ではないの?
 そういうことにツッコミを入れられないほど、記者の皆さんってボンクラなの?

 事実を伝える新聞としてのプライドがあったなら、少なくとも再現DVD作成をしなかった旧弁護団に比べて、たったの20日足らずで再現DVDを作成して提出した新弁護団が、いかにこの手の刑事事件に対するプロ集団であるかをレポートするべきだった。

 ま、B層主婦がスポーツ新聞を斬っても「目くそ鼻くそ」の世界かな?
by hirarin-601 | 2007-03-02 13:54 | 報道