一秀くんの同級生のブログ

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2006年の事件について---その2


科学捜査研究所の分析結果は、「青色の繊維」というだけの大雑把なもので、傍聴記をネットに出してくれた見ず知らずの方は、「これで有罪にされたのではたまらない」と書いていた。

裁判で証言した研究員がたまたま女性だったことから、当時、ネットでも「科捜研の女」と話題になった。
私は沢口靖子主演の「科捜研の女」は、その頃好きなドラマだったが、実態とあまりにも違う科捜研に失望し、ドラマも見なくなった。

検察側の科捜研が、手に付着した繊維を被害者の服の繊維との関連性を特定できなかったのに対し、植草さんの弁護側では大学教授に依頼し鑑定をしてもらったところ、駅員の制服の繊維と同じ可能性が高いことがわかった。

それでも、その証拠を裁判所が却下してしまった。
日本では科学捜査の重要度はとても低いのだと思った。

犯罪捜査に科学的視点を最初に取り入れたのは、シャーロック・ホームズだという。
医師でもあったアーサー・コナン・ドイルが、推理小説シリーズ『シャーロック・ホームズ』を世に送り出したのは、120年程前。

ホームズは、現場に残された足跡や遺留物などを分析して推理を重ね、鮮やかに事件を解決。
その小説に影響を受けた捜査官によって初めて、科学捜査が行われるようになったという。
なんとそれまでは、警察の捜査は目撃証言や自白に頼るばかりだったので、多くの事件が未解決だったそうだ。

それでも欧米はまだいい。
少し前の時代劇でよく見た、お役人が犯人に拷問して自白を迫る場面。
刑事が机をバンバン叩いて容疑者に自白を迫る、ドラマのシーン。

それがテレビの中の話ではなく、自分の身に起こったとしたら?・・・。
植草さんも本質的に同じことを経験させられている。

日本の警察は、痴漢事件では特に、
客観的に証拠を検証することなく、
まずストーリーを作り上げてから、
そのストーリーに沿った自白を取ろうとする。
ストーリーに合わない証拠は、もしあっても開示しなくてよいことになっている。

それがこの事件を通して私が知った事実である。

(つづく)


by hirarin-601 | 2015-08-06 00:26 | 事件

2006年の事件について---その1

植草さんの冤罪事件について、ご存知ない方もいらっしゃると思うので、簡単に振り返ってみます。
報道されていない事実があったことや、事実と違う報道がされていたことを知らない人がほとんどなのではないでしょうか。

2006年9月13日、当時植草さんが顧問をしていた会社の懇親会の帰りに、事件に巻き込まれた。
右手で電車のつり革につかまって、重いバッグを肩から下げて、左手で傘の柄を上からつかんで持ち、半分眠った状態で乗っていたところ、突然女性の声で目が覚め、一方的に痴漢の犯人と決め付けられた。
被害を訴えた女性と話もできないまま、その場にいた乗客によって、ほとんど力ずくで駅事務所に連れて行かれた。

ここからはいわゆる「痴漢冤罪のベルトコンベアー」に乗せられてしまう。
容疑は、「スカートの上から女性のお尻を触った」というものだったのだが、二日後に検察庁に行くまで、本人は何を疑われているのか知らされないまま、犯行を認めたという文書が警察でねつ造され、ウソが報道された。
駅で犯行を認めるも、後になって警察のでっち上げだと植草さんが言ったと報道されているが、事実無根である。
何の容疑かわからないのに、犯行を認めようがない。
警官が「でっち上げだって言うんだな」と言ったのに対し、植草さんが「そんなことは言っていない」と言い返したというやり取りがあったと、植草さんは後に書いている。
植草さんが「事件は警察のでっち上げだ」と言ったと当時報道されたが、それはウソ。
警察はウソをマスコミに流し、マスコミによってはウソに尾ひれをつけて報道した。

被害者の服に触れた証拠をとるため、指に付着した繊維を調べられたとき、植草さんは内心、これで容疑が晴れると思ったそうだ。
ところが、である。
科捜研って一体何やってんだろう?と笑っちゃうようなお粗末な結論。

(つづく)

by hirarin-601 | 2015-08-05 12:50 | 事件