一秀くんの同級生のブログ

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努力の人

 エリートと言われる人を闇雲に批判したい人達の決めつけ方のひとつに、「お勉強だけして、まともな人間形成をしてこなかった」というのがある。事件後、彼をこんなふうに言う人がたくさんいたが、かずちゃんは勉強だけをしてきたわけではない。

 彼は小学校六年生の時は、ブラスバンドクラブに入ってクラリネットを吹いていた。私は五年生からこのクラブに入っていたが、指導の先生が厳しかったので、皆真面目に放課後の練習に出ていた。
 中学生になってからは、一度も同じクラスになったことがないので詳しくは知らない。クラス対抗合唱コンクールの指揮者をしたこと、生徒会長になったこと、運動会の応援団の指揮を執ったことは知っている。ただ、彼が何らかのリーダー的役割をしていたのは誰もが想像するとおりなので、ここで特筆すべきこととは思わない。彼がテストで一番になっても驚かなかったが、私が心底びっくりしたのは、彼が素晴らしいアスリートぶりを発揮した出来事だ。
 小学生の頃は体も小さくて、体育は苦手のようだった。その彼が、中学生生活最後の運動会のマラソンで、なんと優勝してしまったのだ!
 その中学校の生徒数は全部で千人弱だったろうか。男子の中で一番と言うことは、女子も含めた誰よりも早いということになる。彼よりもっと体格も良く、スポーツ万能と言われる生徒は大勢いた。その中で一位を取ることがどんなに難しいことか。しかも得意分野でない体育系で一番になるのが容易なはずはない。人の知らないところで、彼はどんなに懸命に練習したのだろうかと思った。

 彼を「お勉強だけしてきて…」とか「努力もしないで…」と言った人達は、嘘を言っていたのである。メディアを通じて嘘を流布するのは、恥ずべき行為である。揶揄した人達にもしも良心があるなら、軽々しい言動を深く反省し、きちんと謝罪して欲しい。
by hirarin-601 | 2006-10-03 22:55 | 少年時代の植草さん